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BD フェニックス™ M50 
全自動同定感受性検査システム

臨床微生物検査室に求められる性能、接続性、機能を提供

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概要

BD フェニックス™ M50 は、感染症の診断および治療の指針となる、より正確でタイムリーな同定・感受性結果を臨床に提供します。

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特長

信頼性の高いパフォーマンス

BD フェニックス™ システムは、薬剤レイアウトが連続希釈倍率であり、かつ、CPO、MRSA、mecA、VRSA、VRE、ESBL、HLAR、iMLSb* など、耐性菌の推定試薬を塔載したパネルを提供しています。

優れた操作性

菌液接種後の試薬添加が不要で、最終結果報告までにほぼ追加の試験は必要ありません。また、室温で保管が可能で、かつパネルは密封型で菌液が漏れる心配もないため、メンテナンスは最小限に抑えられます。

拡張性

装置本体はコンパクトな設計で、上に重ねて設置することが可能なため、同じ設置面積で2台分の検体数を処理することが可能です。

高度なデータ管理

BD EpiCenter™ データ管理システムは、BD フェニックス™ M50 と連動して直感的でカスタマイズ可能なアンチバイオグラムを生成するとともに、フレキシブルなレポート作成オプションを提供します。

2つの指標で発育を検出する技術(ハイブリッドインジケーター)

BD フェニックス™ M50 システムは、酸化還元反応による代謝反応と濁度による増殖検出の両方を使用して菌の発育を判定し、より迅速かつより正確な感受性結果を提供します。

真の 連続希釈倍率

BD フェニックス™ システムは、より正確なMIC 結果を確定するために、パネル上に抗菌薬の2倍連続希釈倍率でレイアウトしています。

発育遅延アルゴリズム

BD フェニックス™ M50 システムは発育遅延アルゴリズムを採用しており、必要な測定値が得られるまで、発育の遅い検体の結果報告を遅らせることができます。この機能により、発育の有無をより正確に判断でき、結果の正確性がより確実になります。

薬剤耐性の推定

BD フェニックス™ システムは、薬剤レイアウトが連続希釈倍率でありかつ、CPO、MRSA、mecA、VRSA、VRE、ESBL、HLAR、iMLSb* など、耐性菌の推定試薬を塔載したパネルを提供しています。
*BD フェニックス™ パネルの種類と微生物同定結果に依存します

堅牢でカスタマイズ可能なデータ管理

BD EpiCenter™ データ管理システムは、CLSI ブレークポイントと SIR の判定を実装する BDエキスパート システムを提供します。BDEpiCARE™ は、BD EpiCenter™ システムのオプションの拡張機能により、ルールや操作をカスタマイズして定義することで、微生物検査データの報告に関して施設独自のコンプライアンスを確保できます。

モジュールタイプによる拡張性

BD フェニックス™ M50 システムは、コンパクトで上に重ねて設置が可能な設計(装置 2 台まで)で、同じ設置面積で2台分の検体数を処理することが可能です。

自動菌液調製

BDフェニックス™ AP 自動菌液調製システムは、検体あたりの実作業時間を BD フェニックス™ の手動による調製と比較して 50%、同等製品と比較して平均 20% 短縮でき、検体調製ワークフローの負担軽減をサポートします。 1-2

微生物の同定

  • BD フェニックス™ M50 システムは、同定専用パネルと、同定基質に 51 のウェルを使用した ID/ASTのコンボパネルを提供します。
  • 臨床的に重要なほとんどのグラム陰性菌、グラム陽性菌、酵母をより迅速に同定できます。

感受性検査

  • BD フェニックス™ M50 システムは、抗菌薬希釈用として同定・感受性コンボパネルには 85 ウェル、感受性専用 パネルに は136 のウェルを備えています。
  • 臨床的に重要なほとんどのグラム陰性菌やグラム陽性菌の感受性結果が迅速に得られます。
  • BD フェニックス™ M50 システムのパネルは、以下のような耐性マーカー*を検査します**。
    • グラム陽性細菌
      • HLAR — アミノ配糖体高度耐性腸球菌
      • iMLSb — クリンダマイシン誘導耐性
      • MRSA — ブドウ球菌のオキサシリンの判定に基づく
      • mecA – 黄色ブドウ球菌における mecA 薬剤耐性の検出
      • BL - ブドウ球菌 ß-ラクタマーゼ(ニトロセフィンに基づく検査)
      • VRSA — バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌
      • VRE — バンコマイシンの解釈に基づく
    • グラム陰性細菌
      • CPO — カルバペネマーゼ産生菌
      • ESBL — ESBL 産生菌

* BD フェニックス™ パネルの種類と微生物同定による

CPO の検出

  • BD フェニックス™ CPO 推定検査は、 BD フェニックス™ グラム陰性菌用パネルで利用でき、臨床医が治療を決定するうえで指針となる Ambler 分類を含む情報を提供します。
  • この検査は、微生物検査室の BD フェニックス™ パネルでの通常の感受性検査の一環として CPO 検査ができるよう、以下の 2種類の構成で利用できます。
    • 2 ウェル構成 — 腸内細菌、緑膿菌、アシネトバクターにおけるカルバペネマーゼ産生菌の検出
    • 9 ウェル構成 — 腸内細菌、緑膿菌、アシネトバクターにおけるカルバペネマーゼ産生菌の検出と Ambler 分類(A、B、D)
  • BD フェニックス™ CPO テストは、自動感受性検査システムでCPOの推定とAmbler分類を表現型で実施します。
  • BD フェニックス™ CPO テストは、平均して 6 ~ 11 時間以内に分離培養されたコロニーから CPO を検出し、クラス分類します。**

**BD 社内研究データによる

製品・アクセサリ
関連製品は利用できません
関連情報

References

  1. Junkins A, et al. Comparison of BD Phoenix™ AP Workflow with Vitek 2. J. Clin. Microbiol. 2010. 48 (5): 1929-1931. Study was supported by grants from BD Diagnostic Systems.
  2. Jungkind D, et al. Workflow evaluation of the BD Phoenix™ AP Compared to the MicroScan Walkaway overnight system for identification and susceptibility testing of bacteria. As presented at the 110th General Meeting of the American Society of Microbiology. May 2010. Study was supported by grants from BD Diagnostic Systems.

販売名:BD フェニックス M50
製造販売届出番号:13B1X10407000159

体外診断用医薬品
販売名:BD フェニックス 
製造販売承認番号:21400AMY00156000
製造販売届出番号:13E1X00068000301

製造販売元
日本ベクトン・ディッキンソン株式会社

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